薬剤師を楽しもう!

いつまでもこのままでいいの?

キャリアポジションの西鶴社長に、ブログのお話をいただいて、早1か月が過ぎました。
書いてみたいことは日々頭に浮かぶのですが、それをまとめることができなくて、こんなに時間が経ってしまいました。

先日の服薬説明の時のことを書きます。

Hさんは40歳でトラックの運転手をされています。
若いころにはやんちゃなこともされたんだろうな~、という風貌。
高血圧で通院されていますが、僕は、Hさんと話をするのがとても楽しみなんです。

私の父親も、若いころはトラックの運転手をやっていたので、僕が小さい頃にはトラックに乗せてもらって遠くの地方に行ったりトラックで寝たり、とても楽しかった。
お父さんが、港で汗をかきながら積み荷を車から降ろしている光景を、思い出したりするんです。

Hさんは自動車関連の荷物を運ぶ仕事が多いのですが、今、仕事が激減しているそうです。
10月は以前と比べると、ひょっとしたら給料が半分になるかもしれない、と。

その原因は・・・。
そうです、中国との関係悪化によるものです。

最近では、シャープ、パナソニックなど大手の企業の収益悪化が報道されていますが、東海地方でも自動車関連産業が多い分、収益の悪化や改善が予測もなく起こります。

そういう意味では、今のところ医療業界は安定しています。
政治に左右されてこの業界は大変だ・・・、なんて愚痴を聞いたり、私自身もそう愚痴を言ってしまうことがありますが、なんて守られた業界だろうと、逆に自分を戒める必要がありますね。

それに比べ・・・、薬剤師自身の意識はどうでしょう?
こんなぬくぬくとした業界環境の中、超売り手市場で経営者の足元をみて、
「会社は俺様になにやってくれる?」「給料はいくら出してくれる?」
そんな態度の「勘違い薬剤師」があふれています。

そんな薬剤師が数年後、どうなるか?
今から楽しみです。

みんな感じる通り、薬剤師を取り巻く環境は本当に変化してきていますよね。
「変化しないことは明らかに後退することである」といった趣旨の言葉を誰でも耳にしたことがあると思います。

薬剤師にとっては日々の業務や日々の新薬などを勉強することも大変ですが、薬剤師自身がこのおかれた環境の中から、いかに意識変革をしていくかが重要だと考えます。

悲しいかな、今や薬剤師の免許だけでハッピーな生活が待っている時代ではないのです。
「免許」に甘えた薬剤師はもう必要のない時代がすぐそこまで来ています。

そんな時代になって、泣きを見ないように頑張りましょう。
もう一度自分を見つめ直したいものです。

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