薬剤師を楽しもう!

プロって何だろう〜その②年収編

皆さん、こんにちは。
今回は、前回に続き「プロについて」の「年収」に焦点を当て、語ってみたいと思います。

皆さん、何かのプロっていうと、年収ってどれくらいだと想像されますか?
サラリーマンにとっても、年収1000万の壁っていうのがあって、一般的にビジネスマンはその壁を越えることを目標に頑張っている人って多いと思います。
前回「薬剤師は、本当に自分達が地位向上したいと思っているのかな?」と投げかけましたが、「地位向上とともに、薬剤師の年収をあげねばならん」と私は考えるのですがね。

私は常々、薬剤師の年収って本当に低いなって思うのです。
薬剤師がプロであるならば、それなりの年収をもらっていいはずです。
でも現在の薬剤師平均年収は、たかだか500万程度。薬局長でも、600万程度。
ブロック長になって700万・・・。
どうですか、これ?
大学4年間の授業料は大体1000万円。6年制だと1500万。
いったいどれくらいで回収できるんですかね・・・。

ではMRではどうか?
文系出身者と競って頑張って、30歳で800万!35歳で1000万!(私の知ってる例は38才1800万)
でもこれは、薬剤師だから1000万もらったわけではない。
ビジネスマンとして、評価された金額。
じゃあ国家資格・薬剤師資格で仕事をしている調剤・OTC薬剤師がどうかというと、初任給350万からスタートし、せいぜい600万。むちゃくちゃ低いですよね。
(もちろん「プロ薬剤師」であることが大前提ですが・・・)。

薬剤師は職業として投資回収率が悪い職業だと、高校の進路指導の先生は知らないと思いますね。
知らないからきっと、「今は薬剤師が旬らしいぞ」って勧めているのでしょう。

先日日経新聞に「歯科医は食べていけない」という内容の特集がありました。
今後の歯科医には、「サービス」「経営感覚」が大事だとも。
近い将来の薬剤師の姿を重ねて読みました。
皆さんはどう思いますか?

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