その名は「登録販売者」!
薬事法が改正され、いよいよ2009年より特定成分を除けば薬剤師以外が販売できるようになります。
まずは成分分類をみてみましょう。
OTCは3つにリスク分類されました。
第1類:シメチジン等H2ブロッカー、メチルテストステロン、育毛剤のミノキシジル、テオフィリン等
第2類:アスピリン、センノシド、リンコデ、ビタミンA.D、漢方製剤等
第3類:ビフィズス菌、ビタミンB.C、酸化マグネシウム等
第1類は薬剤師のみが販売し、文書による説明が必須になります。
第2類は薬剤師または登録販売者が販売し、要求されれば文書説明が必要です。
第3類は薬剤師または登録販売者が販売し、説明はいりません。
最初分類されたとき第1類はたった11成分だったのです。
市場売り上げの約5%でした。
実際、登録販売者が販売できるまでに、この1類はもっと増えるように各方面努力されていまして、現在23成分でその他販売まもない為安全性の面から期間限定の1類成分もあります。
それでも何百種類もある成分なかでこれだけのみです。
すべての分類をご覧になりたい方は厚生労働省のHP「一般用医薬品販売制度」というページに詳しく書いてありますので参考にしてください。
結構内容が更新されていますので、チェックしてみてください。
OTC方面から見ると、ん~成分性質上、確かに「リスク」による分類、でも処方箋薬からの飲み合わせからみると、Mgで吸収が落ちるのもありますし。
第3類でも注意が必要なのもあります。
そこで、これから一般用医薬品にも薬歴ができるとか、販売薬剤師の名前シールを商品に貼るとか
色々積極的な試みをするお店もあれば、薬剤師リストラ計画を練っているお店もあると思います。
できれば前者のほうで「あの薬局に行けば薬剤師が詳しく教えてくれる!」というのが世間一般認識になり、相談業務が増える方向に働きかけていきたいです。
ここでちょっと気になる登録販売者の中身。
厚生労働省において試験のガイドラインが検討されています。まだ正式決定ではないですが、色々枠組みが見えてきました。
試験は年1回以上(特に初年度は複数回)、定期的に各都道府県が実施します。
受験資格は実務1年以上、基本的に免除規定はなし。
医薬品の基本的知識や作用、人体の働き、薬事関係法規、適正使用のなど試験項目は5項目にわかれ全120問、うち7割の正解率が必要。
そこで、ネットで色々検索していると「例題」と言うのに遭遇!
前述の厚生労働省のHPの「登録販売者試験実施ガイドライン」の所にあります。
なかなか専門的な問題なんですよ~みなさん復習でチャレンジしてみてください。
一般の人がこの問題で7割取ろうと思えば相当勉強しないといけないかも?
「登録販売者試験対策セミナー」とかなんとか高い金額で儲けるところが沢山でてきそう・・・・。
いえ、すでにあります!早っ!(笑)
さて、2009年どのようにOTCの世界は激変するでしょうか?