薬剤師を楽しもう!

いよいよ薬剤師選別時代に突入します・・・

薬剤師の皆さんへ

診療報酬改定の時期がきました。
いろいろなウワサがありますが、どちらにしても、もう薬局薬剤師にとって
厳しい時代が来ることは間違いありません。

こうなったのはなぜでしょうか?

最近、私は東海、関西の薬学部の講義で、学生と議論していますが、
この薬局バッシングを見聞きして、学生は、
「先生、今までの薬剤師は何をしていたのですか!」
「実習に行った先の薬局薬剤師はひどかった!」
「志をもって働いている薬剤師が少ないのではないか!」
などなど、本当に憤っていますし、あきれています。
今どきの学生、真剣でいいですよ!

この12月に私が今年出版した「薬剤師のためのキャリアデザインブック」(薬事日報社)が、
また1つ、薬学部の教科書に採用されました。
年明けには、関東の薬学部にキャリア講義で参ります。
薬学部も薬学生も、今後のキャリアデザインをどのようにしたらいいか、
最近の薬局環境を知り、不安に思っています。
では、今の薬局薬剤師はどうか。

最近の報道すら知らないし、まだのんきに「薬剤師免許があれば仕事がある」と
思っている人がたくさんいます。
・・・新聞も読まないから、最近の話題を知らないのです。


薬局は、来年経営が厳しくなり、売却、閉店などが多くなると思います。
仕事に困る方も、今年以上に増えることでしょう。
でも、それでいいと思います。
今までは、どんなにレベルの低い薬剤師でも、どこでも仕事にありつけたし、
給料もそれなりにもらえた。
でも、それは常識で考えるとおかしいのです。

「どこにいっても通用する人材」になることが、皆さんのこれからの目標だと思います。
私は、そのことを意識している方々にたくさんお会いさせて頂き、
研修、勉強会を提供していきたいと思っております。

来年もどうぞよろしくお願い致します。


                            西鶴


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